2021/9/9(木)
終わりそうで終わらない就活の合間を縫って、Tuff氏と今シーズン初のアルプスへ。
雨でも遡行できそうな、北ア前衛の有明山に源を発する、中房川曲沢へ足を運んだ。
まだ9月上旬、残暑厳しい季節であるが、流石に北アルプスまで来ると、雨の朝は寒い。小雨に打たれながら橋から入渓する。
堰堤を2つ越え、序盤は退屈な樹林帯のゴーロが続く。黒々とした有明山の山容とは対照的に、花崗岩の白く明るい渓相だ。
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しばらく行くと徐々に小滝が現れ、ヌメヌメの滝と奮闘した後、目の前に25mほどの立派な滝が現れる。右岸から取り付き、中段で水流を横断して左岸側の小テラスでピッチを切り、上部はブッシュ帯に入って巻いた。
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次の滝はゴルジュっぽい8m滝だが、ここで先程の滝でいつの間に痛めたのか、股関節に痛みが走る。この滝はなんとか登るも、次の崩壊地のガレ登りで股関節の痛みが増していき、続行は困難と判断し撤退することとした。懸垂下降とゴボウを繰り返して沢を下降した。
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沢から降りるといつの間にか青空が広がっており、自らの雨男パワーを嘆く。
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とにかく、Tuff氏に非常に申し訳ないことをしてしまった。また、今シーズンの宿題ができてしまった。良い沢だったので、必ずリベンジを果たしたいと思う。
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