尾瀬 大行山 テレマークスキー

2022.2.3(木)

脊梁山脈の向こう側ではそこそこ雪が舞ったであろうこの日であるが、パウダーを求めて尾瀬方面に車を走らせた。尾瀬周辺の里山は周辺の山岳が荒れても比較的穏やかだ。

早朝にOさんを駅前で拾い、関越自動車道をのんびり走る。オンボロカーなのでこの時期の関越道などノロノロ運転する他ないのだ。入山地点の戸倉スキー場に着いた時には既に9時半を回っていた。

無理に行動する気もないので準備をして10時に出る。とりあえず行けるところまで行って適当なところで引き返すことにした。Oさんのビンディングの調子が悪くあまりペースが上がらず、林道を黙々と歩いて1時間で富士見下の駐車場(夏季は)に出る。ここで林道を離れて山に入ると雪が多少深くなる。膝~腿くらいのラッセルを黙々とこなしてだだっ広い田代平の湿原に出る。辺りは雪が深々と降り積もる。田代平の上を見上げるとこれから目指す大行山が見える。適当な場所を見計らって尾根に取り付く。

尾根上の地形を選んで進んでいくが、ラッセルが続くので思ったより時間がかかる。大行山の北東にある1752mピークと、1786mピークの間のコルで目安の14時を回ったので、ここで引き返すこととする。

さて、お楽しみの滑降なのだが、雪がフカフカで深いのでセンター幅88cmのスキーでは潜ってしまい、なかなか思うように進まない。斜度があるところは快適に滑れるが、少し斜度が落ちるとたちまち下りラッセルを強いられる。それでも下りは速い。滑りとラッセルを交えて標高を落とす。富士見下に出ると何故か林道が除雪されており、快適に滑って15時半には戸倉スキー場に辿り着いた。

永井食堂のもつ煮を食べて帰途につく。「荒れたら尾瀬」は鉄板になりそうだ。オンボロカーはうるさいエンジン音を響かせて、ネオンランプできらめく東京に向かうのであった。

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